まずは、簡単なプロフィールを紹介します。
季節の変わり目!心がなぜ疲れるの?

季節の変わり目
梅雨入り前のじめっとした空気、突然の猛暑日、そして夜になっても下がらない気温。
毎年この時期になると、SNSでは「なんだか調子が悪い」「理由もなく落ち込む」という投稿を目にする機会が増えますね。
実は、明確な理由があります。
結論、医学的にも認められている現象だからです。
つまり、あなたが「弱くなった」わけでも「気のせい」でもなく、季節の変化が自律神経に栄養を与えてしまうからです。
この記事では、なぜ春から夏にかけて心が不安定になりやすいのか、そして毎日の生活の中でできる具体的な対策法を、実体験を交えながらお伝えしますね。
季節のストレスが自律神経に与える本当の理由

イラモヤ
見えない身体の働きが心を左右している
自律神経は、私たちが意識しなくても働き続けている「生命維持システム」です。
心拍数や体温調節、消化機能、そして感情のバランスまで、すべてを自動でコントロールしています。
この繊細なシステムが、季節の変化にどれほど影響を受けるかは、まさに想像以上。
ちなみに気象庁のデータによると、
春から夏にかけての気温変化は年々激しくなっており、一日の寒暖差が、なんと!10度を超える日も珍しくないのです。
”春夏”特有の自律神経への負担
この時期に自律神経が特に乱れやすくなる理由は、複数の理由がありました。
まず、気温の急激な変化です。
朝は肌寒いのに、昼間は汗ばむほど暑い。
身体は一日の中で、何度も体温調節を繰り返さなければなりません。
これだけでも、相当なエネルギーを消耗します。
次に湿度の影響です。
梅雨時期の高湿度は、体感温度を実際の気温よりも高く感じさせ、身体の熱放散を妨げます。
汗をかいても蒸発しにくいため、体温調節がうまくいかず、自律神経に負担をかけ続けるのです。
さらに、エアコンと外気温の差も見逃せません。
冷房の効いた室内から暑い屋外へ、そしてまた涼しい室内へ。
この繰り返しは、自律神経にとって「調整疲れ」を引き起こす最大な原因となります。
睡眠の質が心の安定を左右する
季節の変化が睡眠に与える影響も”深刻”です。
夜になっても気温が下がらない熱帯夜は、深い眠りを妨げているのはご存じでしょうか。
人間の身体は、夜間に体温が下がることで眠りのスイッチが入るようにできていますが、外気温が高いと、このメカニズムがうまく働きません。
睡眠不足は、自律神経のバランスを崩す直接的な要因です。
十分な睡眠が取れないと、交感神経が優位な状態が続き、常に緊張状態になってしまいます。
これが「イライラしやすい」「集中できない」「感情のコントロールが効かない」といった症状につながるのです。
心が疲れているサインを見逃さないで!
「なんとなく変」は立派な症状
よく見過ごしがちなのが「なんとなく調子が悪い」という曖昧な不調です。
明確な病気の症状ではないため「気のせいかも」と放置してしまうことが多いのですが、これこそが、自律神経の乱れを示す重要なサインです。
私の友人であるAさんのお話
私の友人であるAさんは、毎年6月頃になると「なんだか生きづらい」と感じていました。
仕事でミスが増えてしまい、些細なことで涙が出て、夜も眠れない日々。
しかし、病院で検査をしても特に異常は見つからず「ストレス」と言われるだけでした。
ところが、自律神経の専門医を受診したところ、明らかに交感神経が過度に興奮していることが分かりました。
『季節性の自律神経失調症』と診断され、適切なケアを始めてより、症状は大幅に改善したそうです。
身体が出すSOSのサイン!
自律神経の乱れは、千差万別で様々な形で身体に現れます。
以下のような症状が複数当てはまる場合は、注意が必要なので読んでください。
朝起きるのが辛く、何時間寝ても疲れが取れない。
これは、夜間に副交感神経がうまく働かず、身体が十分に休息できていないことを示しています。
また、食欲の変化も重要なサインです。
例えば急に食べられなくなったり、逆に甘いものばかり欲しくなったりするのは、自律神経がホルモンバランスに影響を与えているからなのです
【感情面】では…
普段なら気にならないことでイライラしたり、理由もなく悲しくなったりします。
これは脳内の神経伝達物質のバランスが崩れているためで、決して「心が弱くなった」わけではありません。
頭がぼーっとして集中できない、あるいは物忘れが多くなる、といった認知機能の低下も、自律神経の乱れによる典型的な症状だと言われています。
自律神経を整える実践的なアプローチ

夜の過ごし方
夜の過ごし方で翌日の調子が変わる!
自律神経を整えるために最も効果的なのは、夜の過ごし方を見直すことです。
特に、寝る前の30分間の過ごし方が、その後の睡眠の質を大きく左右すると言われています。
ここで、私が実践している方法をご紹介しますね。
まず、寝る1時間前にはスマートフォンを別の部屋に置きます。
最初は不安でしたが、慣れてしまえば夜の時間がとても穏やかになりましたね!
代わりに、軽いストレッチや読書、日記を書くなど、心を落ち着かせる活動に時間を使うようにします。
それに加えて部屋の照明も重要です。
就寝2時間前からは間接照明に切り替え、徐々に暗くしていきます。
これによって『メラトニン』という睡眠ホルモンの分泌が促進され、心地よい眠気を感じやすくなります。
入浴の力を侮ってはいけない
みなさんは、夏場でもシャワーで済ませていませんか?
しっかりと湯船に浸かることの効果は、単に身体を温めるだけではありません。
温かいお湯に浸かることで、副交感神経が優位になり、心身ともにリラックス状態に入ります。
おすすめの入浴法
理想的な入浴法は、38~40度のぬるめのお湯に10~15分間浸かることです。
熱すぎるお湯は逆に交感神経を刺激してしまうため、注意が必要です。
入浴中は、深い腹式呼吸を意識します。
4秒で吸って、8秒で吐く。
この呼吸法で、さらに副交感神経が活性化されます。
また、お気に入りのアロマオイルを数滴垂らすと、嗅覚からもリラックス効果が得られますよ。
飲み物選びが自律神経に与える影響する!?
暑い季節になると、つい冷たい飲み物に手が伸びがち…
実はこれ、自律神経を乱す原因になることがあります。
なぜなら、冷たい飲み物は内臓を急激に冷やし、身体が体温を維持しようと交感神経を活発にしてしまうのからです。
私の経験の話ですが、朝一番に白湯を飲む習慣を始めてから、一日の調子が格段に良くなりましたね!
白湯は内臓をやさしく温めてくれ、消化機能を整えてくれます。
また、水分補給により血液循環も改善されるので、自律神経の働きもサポートをしてくれますよ。
さらに!
昼間の水分補給には、常温の麦茶やハーブティーがおすすめ!
特にカモミールティーには、自然な鎮静作用があり、緊張した神経を和らげてくれます。
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朝の光が持つ驚くべき力
朝日を浴びることは、自律神経をリセットする最も効果的な方法です。
朝の太陽の光は体内時計を調整し、夜間の良質な睡眠につなげてくれますよ。
理想的なのは、起床後30分以内に外の光を浴びること。
例えばベランダに出て深呼吸をしたり、散歩をしたりするのが良いですね。
ただし忙しい朝には、窓際で朝食を取るだけでもOK。
また曇りの日でも、室内の照明より外の光の方がはるかに明るいため、効果は期待できます。
このように朝の光を浴びる習慣を続けることで、夜の寝つきも改善され、自律神経のリズムが整っていくでしょう。
試してみる価値ありです!
完璧を求めず自分らしいペースで
「できることから」が成功の秘訣
自律神経を整えるための方法はたくさんありますが、すべてを完璧にこなす必要はありません。
むしろ、「やらなければならない」というプレッシャー自体がストレスとなり、逆効果になることもあります。
大切なのは、自分の生活スタイルに合った方法を見つけることです。
忙しい平日には簡単にできることから始め、週末には”もう少し時間をかけたケアを取り入れる”、といった柔軟なアプローチが長続きの秘訣なのです。
私自身も、最初からすべてを実践していたわけではありません。
まずは夜のスマホ断ちから始め、慣れてきたら入浴法を見直し、朝の光を浴びる習慣を加える、というように段階的に取り入れていきました。
失敗も含めて自分を受け入れる
自律神経のケアを始めても、すぐに効果が現れるわけではありません。
また、良い日もあれば調子の悪い日もあります。
ですが、もちろん自分を責める必要はありません。
「今日はできなかった」という日があっても、「明日からまた始めよう」という気持ちで続けることが大切なのです。
とにかく継続することで、少しずつですが確実に変化を感じられるようになります。
自律神経の調整は、短距離走ではなくマラソンのようなもの。
とにかく自分のペースで進んでいくことが最も効果的な方法なのです。
季節の変化を味方にする新しい視点

不調は何かのSOS
不調は身体からのメッセージ
季節の変わり目に感じる心身の不調は、決して異常なことではありません。
むしろ、私たちの身体が環境の変化に対し敏感であり、それだけ繊細で優れたセンサーを持っているということ。
この不調を「季節のせいかもしれない」と捉えることができれば、自分を責める気持ちから解放されて、心が楽になるでしょう。
自分を大切にすることから始まる変化
自律神経を整えることは、単に不調を改善するだけではありません。
大切なのは自分の身体と心に注意を向け、大切にケアする習慣を身につけることです。
毎日の小さな積み重ねが、心と体のエネルギーUPを助けてくれるはず。
今日から始められることを一つ選び、あなた自身をいたわる時間を作ってみてください。
そして、これからの毎日が、今より少しでも楽になりますように。
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私の経験
私自身、毎年5月頃になると決まって体調を崩していた時期がありました。
「また風邪かな」と思っていたのですが、実は自律神経の乱れによる症状だったのです。
頭痛、だるさ、なんとなくの不安感。
これらは全て、身体が季節の変化に必死に適応しようとしている証拠でした。