まずは、簡単なプロフィールを紹介します。
なぜ「夢」には意味がある?脳のメカニズムから読み解く
夢は「心の鏡」—脳の整理整頓のプロセス
私たちが見る夢は、単なる妄想や偶然はありません。
夢って、実は「記憶」と「感情」を脳が組み立て直している状態です。
私たちが1日で体験したことを、脳が整理して“これからも大事な情報”として残していく過程で、その副産物として“夢”が生まれると言われています。
特に、意識では気づけなかったようなこと――
潜在意識に残っていた感情や出来事が、夢となって現れることもあるんです。
だから夢は、自分でも気づいていなかった“心の奥”からのメッセージと思っていいでしょう。
脳は“現実”と“想像”を区別できない
おもしろいことに、脳は「現実」と「夢」の区別をつけることが苦手です。
MRIなどの脳科学の研究では、夢を見ているときも、現実の体験と同じ脳の部分が動いていることが分かっています。
つまり、脳にとっては“夢で感じたこと”も、本当にあったことに近い感覚として記憶に残っていくということ。
だから夢は、単なるイメージではなく、潜在意識から届いた大切なメッセージとして受け取る価値があります。
「潜在意識と顕在意識」の役割分担とは?
顕在意識=目に見える氷山の一角
普段、私たちが「今こう思ってる」「これをしたい」と感じているのは、“顕在意識”と呼ばれるもの。
考えたり、感情を整理したり、意識して行動する部分ですね。
でも実は、これは脳の働きのほんの一部なんです。
全体で見ると、たった5%ほどしか使われていないともいわれています。
つまり、私たちの行動や感じ方は、“見えていない部分=潜在意識”が大きく関わっているということ。
日常の選択や気分にも、実はその影響がじわじわ出ているんですよね。
潜在意識=無意識に支配される95%
実は、私たちの感情や行動は、無意識のうちに潜在意識が決めていると言われています。
たとえば「なぜか気になる人がいる」
「この場所に来ると、理由もなく不安になる」――
そんな感覚も、過去の経験や感情をもとに、潜在意識が“自動で判断”しているからです。
普段は気づけないこの“心の奥”にアクセスできるのが、夢の凄いところ!
夢を通して潜在意識を見つめ直すことが、自己理解や、生き方を整えるために、”きっかけ”になることもあります。
夢の「シンボル」は何を意味するの?
夢の中の“象徴”は、あなたの無意識の言葉
夢の中には、ときどき同じ動物や人、場所、数字などがくり返し出てくることがありますよね。
それ、ただの偶然ではありません。
そうしたものは、あなたの『潜在意識』が、何かを伝えようとしている”サイン”と言ってもいいでしょう。
夢に出てくるシンボル(=象徴)は、あなた自身も気づいていない心の声やメッセージを表していることがあります。
例)よくある夢のシンボル
- 水:感情の状態を表す(穏やかな水=安定/濁った水=不安)
- 階段:人生のステージや目標への進捗
- 知らない異性:自己のもう一つの側面、統合すべき人格
夢に出てくるシンボルを読み解いていくと、自分でも気づいていなかった“本当の気持ち”が見えてきます。
たとえば、心の奥にある小さな願いや、言葉にできなかった不安など――
そういったものが、夢という形でそっと表れています。
だからこそ、夢を見返すことは、自分の心と深くつながる大切な時間になるのです。
夢分析の第一歩は「記録」
夢に出てきた“シンボル”を上手に活かすためには、まず夢を覚えておくことがとても大切なんです。
起きた直後の記憶は、とても曖昧なので、スマホのメモやノートにパッと書き留める習慣があるといいですね。
たとえ言葉にならなくても「印象に残った場面」や「感じたこと」だけでもOK。
そうやって少しずつ書いていくと、潜在意識と対話しているような感覚がわかってくるでしょう。
夢は、眠っている間のあなたから届く、静かなメッセージかもしれませんね。
夢分析を日常に活かすための3つのステップ
ステップ①「夢を記録する」
朝、目が覚めたばかりのタイミングは、夢の記憶がいちばん鮮明なときです。
ほんの少しでも覚えていることがあれば、無理に思い出そうとしなくて大丈夫!
ふわっとした印象でも、メモしておくのがおすすめです。
夢に出てきた場所、登場した人、感じた気持ち…。
そういった断片が、潜在意識からのヒントになっていることもあります。
ステップ②「キーワードを抜き出す」
夢の中で「なんだか気になったな…」というものがあれば、そのモノや言葉だけでもピックアップしておくのがおススメです。
たとえば「海」「歯が抜ける」「誰かに追いかけられる」――
そんな夢には、無意識の不安や願いが込められていることもあります。
何気ないワンシーンでも、心の奥からのメッセージとして現れているかもしれませんね。
ステップ③「潜在意識の声を“翻訳”する」
夢に出てきたキーワードが何を意味するのか。
心理学や夢分析の視点から解釈してみるのは、有効な手がかりになります。
ただし大切なのは、他人の解釈に頼りすぎないこと。
本当に必要なのは、自分自身の感覚と照らし合わせてみることです。
同じ「海の夢」でも、不安を感じたのか、心地よかったのかによって、意味は変わります。
夢は、あなたの無意識があなたにしかわからない方法で伝えてくる、とても個人的なメッセージなんです。
脳と心が一致することで人生は整いはじめる
夢を通じて潜在意識と向き合うことは、言い換えれば“自分自身との対話”です。
普段は気づきにくい感情や、本音に近い思いが、夢というかたちで浮かび上がることがあります。
その声に耳を傾けると、現実のストレスや悩みの根っこにあるものが見えてくることもあるんですよ。
そして、顕在意識と潜在意識のズレが少しずつ整ってくると、日々の選択や行動に無理がなくなり、人生そのものが、より自然で調和のとれた流れに変わっていきます。
夢は、あなたのもう一人の「内なるナビゲーター」
夢や潜在意識の世界は、今の科学でもm素、まだ解き明かされていない部分がたくさんあります。
けれど、それは「わからないから怖い」ということではなく、自分の心を深く知るための大切な入り口として捉えることが可能です。
夢には、言葉では届かない本音や、これからの人生に必要な気づきが、そっと込められています
だからこそ、夢というナビに耳を澄ませながら、本当の自分とつながっていく時間を、これからも大切にしていきましょう!
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