なぜ克服しようとすると苦しくなるの?

HSP気質
「克服しなきゃ」と頑張るとき、本来の自分を否定してしまうことはありませんか?
敏感に反応してしまう自分を「悪いもの」だと決めつけて、必死に抑え込もうとする。
そのたびに、心の中ではひそかな戦いが起きています。
この戦いこそが、また新たな疲れを生んでしまうんですよね。
日常の刺激だけでも十分疲れるのに、そこに「自分を否定する疲れ」まで上乗せされてしまう。
生きづらさを減らそうとした努力のはずが、いつの間にか生きづらさを増やしている。
多くのHSPさんが、知らず知らずのうちにこの悪循環にはまってしまいます。
私について、ご紹介させてください
「克服」という言葉の落とし穴

注意
「克服」という言葉には、「今の自分を変えて、鈍感になる」というイメージがついて回りますよね。
でもHSPは、生まれ持った脳の特性であって、
性格の欠点なんかじゃありません。
訓練や根性で消せるものではなく、無理に抑え込もうとすればするほど、心と体への負担は大きくなっていきます。
目指すべきは、敏感さを消すことじゃなくて、敏感さとの付き合い方を変えていくこと。
この前提を間違えたまま努力を続けてしまうと、頑張っているはずなのに、なぜか苦しさだけが増えていくという状態に陥ってしまうのです。
よくある間違った克服の試み

準備
間違った克服法を信じていませんか?
ちょっとでも間違うと、大変なことになるかも!
気合いで刺激に慣れようとする
そう考えていませんか?
無理して刺激の多い場所に飛び込んだ経験、一度はあるのではないでしょうか。
実際には慣れるどころか、消耗だけがどんどん溜まって、体調を崩してしまう人も珍しくありません。
刺激への耐性は、根性で身につくものではなく、回復とセットになって育っていくものです。
感情を感じないようにする
この経験、みなさんに身に覚えがある人も多いのではないでしょうか。
たしかに一時的には楽になった気がしますよね。
でも長い目で見ると、感情が麻痺したり、他人との距離感がつかめなくなったりすることにつながっていきます。
感じること自体を止めるより、
感じた後の切り替え方を身につけるほうが、ずっと現実的です。
「気にしない」を目標にする
気にしないようにしよう、と意識すればするほど、逆にそのことばかり考えてしまう人たくさん見てきました。
実は「気にしない」という目標にすると、かえって逆効果になりやすい考え方です。
気になったこと自体は素直に認めたうえで、そこに長居しない工夫をするほうが、よっぽど効果的です。
周りに合わせて我慢を続ける
場の空気を乱したくないという思いから、疲れていても平気なふりを続けてしまう人、けっこう多いですよね。
無理をしている状態がいつの間にか当たり前になると、自分がどこで疲れているのかさえ、分からなくなっていってしまいます。
生きづらさが軽くなる人に「共通する考え方」

潜在意識
生きづらさを抱えない人は、意外と共通する思考がありました。
ぜひ、みなさんも真似してみてください。
性質を「直す」から「活かす」に切り替える
HSPは特に敏感といわれがちですが、
「敏感」とは、危険や違和感にいち早く気づける力があります!
何かを我慢するための性質じゃなくて、判断や仕事に活かせる力として捉え直してみると、同じ感覚がストレスじゃなくて強みに変わっていきます。
刺激を減らす環境を自分で選ぶ
根性で乗り越えるのではなく、そもそも刺激の少ない環境を選ぶという発想を持ってください。
働く場所、付き合う人、過ごす時間。環境を変える!
このような選択肢は、我慢よりもずっと効果的です。
「人と違う」を否定材料にしない
周囲と同じペースで頑張れないことを、弱さと結びつける必要はありません。
人それぞれ処理できる刺激の量は違います。
比較する対象は他人ではなく、過去の自分です。
小さな回復を積み重ねる
大きな休息を一度取るより、こまめに小さな回復を挟むほうが、HSPの人には合っています。
数分の休憩、一人になれる場所、静かな音楽
そういう小さな回復の積み重ねが、大きな疲れを未然に防いでくれますよ!
今日からできる3つのステップ

対処法
- 一日の中で、疲れを感じた瞬間をひとつメモする
- その瞬間に「何が刺激になっていたか」を振り返る
- 次に同じ状況が来たとき、刺激を減らす工夫をひとつ試す
このステップを繰り返すことで、自分がどんな場面で消耗しやすいかが明確になっていきます。
原因が分かれば、対処法は自然と見つかります。
克服とは、性質をなくすことではなく、自分の取扱説明書を積み重ねていくことです。
まとめ

在宅ワーク
HSPの生きづらさは、気合いや根性で克服するものではありません。
大切なのは、性質を活かせる環境を選ぶこと、そして自分の消耗パターンを知ること。
この向き合い方に切り替えるだけで、同じ気質のままでも、生きやすさは確実に変わっていきます。「
「克服」という言葉にとらわれず、自分にとって心地よい過ごし方を、少しずつ見つけていきましょう!


