「思考は現実化する」はウソ?脳科学が証明する本当の引き寄せの仕組み

サムネ 潜在意識のメカニズム
サムネ
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まずは、簡単なプロフィールを紹介します。

makiについて
・JADP認定メンタル心理カウンセラー / 上級心理カウンセラー
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「思考は現実化する」の本当の意味とは?

「思考は現実化する」という言葉を聞いたことはありますか?

実は、多くの自己啓発本や成功哲学の中で語られているほど有名な言葉です。

ですが「悪いことは考えていなかったのに、なぜか悪いことが起きる」という経験をしたことがある人も、多いのではないでしょうか。

「私はポジティブに考えていたのに…」
「不安を感じていなかったのに…」

それなのに、なぜか望んでいない出来事が起こるのはなぜなのでしょうか…

本記事では、この疑問を解決するために、脳科学と潜在意識の仕組みを深掘りしながら「本当に思考は現実化するのか?」というテーマについて解説していきます。

悪いことが起こる理由は?

実は「思考は現実化する」という言葉は半分正解で、半分誤解されています。


私たちは意識している思考ではなく、潜在意識に刷り込まれた情報に基づいて現実を創造しているため、表面上ポジティブに考えていても、深層心理に少しでもネガティブな情報があれば、それが”現実化”してしまうことがあるんです。

脳は「意識」ではなく「潜在意識」に従う

潜在意識

潜在意識

① 潜在意識の影響力|脳の95%は無意識が支配する

人間の脳は、約95%が潜在意識(無意識)によって支配されていると言われています。
意識している思考(顕在意識)は、わずか約5%しかありません。

例えば、あなたが「私は成功する」と何度も意識していても、過去の経験や親の価値観などの影響で「成功するのは難しい」「私は無理かもしれない」という情報が無意識に刷り込まれていたら、潜在意識はその情報を優先してしまいます。

この結果「悪いことは考えていなかったのに、悪い現象が起こる」ということが起きてしまうのです。

②ネガティブな情報は無意識にインプットされる

さらに、私たちは無意識のうちに、ネガティブな情報を脳に取り込んでしまっているのはご存じですか?

✅ ニュースを見ているとき
✅ ネガティブな話を聞いたとき
✅ SNSで他人の失敗を目にしたとき

これらの情報は、意識していなくても潜在意識に蓄積され、結果として現実に影響を与えてしまいます。

③ RAS(網様体賦活系)が「現実」を選び取る

脳には RAS(網様体賦活系) というフィルター機能があります。

RASとは
五感から入る膨大な情報の中から重要な情報だけを抽出し、意識へ送るフィルターのような役割をする神経のこと。


つまり「RAS」は、私たちが意識しているかどうかに関係なく「重要だ」と認識した情報を、現実の中から見つけ出す働きをしています。

たとえば「赤い車が欲しい」と思ったら、街中で赤い車が目に入りやすくなるのと同じ現象です。

しかし、無意識に「私は運が悪いかもしれない」と思っていると、RASは「運が悪い」と思わせる出来事を選び取り、目の前の現実に反映させてしまうのです。

「考えていなかったのに悪いことが起こる」実例

①「事故に遭いたくない」と思っていなくても事故が起こる

「事故に遭うかも…」と考えていたわけではないのに、実際に事故に遭うことがあります。

これは、潜在意識の中に「危険」「不安」という情報が刷り込まれていた結果にすぎません。

「RAS」が危険な状況を、選び取ってしまった可能性があります。

②「私は成功する」と思っていたのにうまくいかない

成功を強く願っていても、過去に「失敗した経験」や「自信をなくした出来事」があると、潜在意識は「失敗」を現実化させてしまうので要注意です。


これは、過去の経験や環境が、無意識に私たちの行動や選択に影響を与えているためです。

悪い現象を避けるためにできること

1. 潜在意識の書き換えをする

潜在意識をポジティブな情報で上書きすれば、簡単に、理想現実の引き寄せを変えることができます。

具体的には、以下の方法がご覧ください。

 

✔ アファメーション(肯定的な言葉を繰り返す)
✔ 瞑想やマインドフルネスを行う
✔ ポジティブな情報に触れる

2. RASの設定を変える

RASは「何にフォーカスするか」によって働き方が変わります!


普段から 成功している人やポジティブな出来事に意識をフォーカスすることで、良い現実を引き寄せやすくなります。

3. 無意識のネガティブ情報を排除する

✔ 不要なニュースやSNSのネガティブな情報を避ける
✔ ネガティブな会話に加わらない
✔ 「できない」という言葉を使わない

 

思考の現実化は「潜在意識」がカギだった!

「思考は現実化する」という言葉は、意識している思考ではなく、潜在意識に深く刷り込まれた”思考が現実化する”ということです。

脳の約95%は潜在意識に支配されている
ネガティブな情報は無意識に蓄積される
RASが「現実」となる情報を選び取る

だからこそ、望まない現象を防ぐためには、日頃からポジティブな情報をインプットし、潜在意識を整えることを意識しましょう。

最後に|あなたは「何を現実化」したいですか?

もし、「自分の人生を良い方向に変えたい」と思うなら、今から 意識する情報を変えること で、確実に未来は変わっていきます!

まずは 「私はツイてる!」「私は成功する!」 という言葉を、毎日自分に言い聞かせることから始めてみてください。

あなたの思考が、理想の未来を現実にしてくれます

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